“実直な”という言葉がぴったりな佐藤信顕さん。
今回ご紹介するYouTuber佐藤さんは、なんと葬儀屋さんの社長さんなんです!
葬儀屋の社長さんがどうして、YouTuberに?と思われるかもしれません。
ご自身の経験から、葬儀の真実を真摯に語る佐藤さんの言葉は、観る人の心をぐっと惹きつけてしまう……佐藤さんは、そんな葬儀屋の社長さんなのです。
まずは百聞は一見に如かずです。早速、ご紹介したいと思います!
目次
「葬儀葬式ch有限会社佐藤葬祭」はどんなチャンネル?
佐藤さんのチャンネルの支持層は観ている限り、かなり幅広い年齢層です。葬儀のことだから、年配の方が多いのでは?と思われがちですが、いえいえ、とんでもない!
質問を寄せる視聴者さんを見ていると、年配の方も勿論のこと、驚くほど若い年齢層の方も、案外と真面目に生死について考えているという事がわかります。
今まで聞くに聞けなかった人の死に関しての様々な質問に佐藤さんが答えていく形式になっている佐藤さんのチャンネルは、“え?!そんなことまで教えてくれるの?”という内容ばかり。
かなりリアルな質問内容にもかかわらず、実直な佐藤さんは、その本質部分をかなり掘り下げて答えてくれます。
話の内容はかなり興味を注ぐようなものばかりなのですが、“現状”を語るだけに留まらず、人としてどうすべきなのか、生と死にどう向き合っていくのかということを考えさせられる…ここが佐藤さんのトーク力の凄さなんです。
佐藤信顕はどんな人?プロフィール紹介!
- 本名:佐藤信顕(さとうのぶあき)
- 誕生日:1976年7月31日
- 年齢:43歳
- 出身:東京都世田谷区
- 大学:帝京大学・文学部心理学科
- 職業:有限会社佐藤葬祭代表・厚生労働省認定葬祭ディレクター1級
- 趣味:料理(得意料理はマーボー豆腐)
- 好きな食べ物:プッチンプリン
- 好きな言葉:ありえないことはありえない。そういう時はそれなりに、そうでないときはまぁそれなりに
YouTubeを始められたのは2015年。その人気の語り口調に登録者数は現在8.73万人。(2020年6月時点)
あの本木雅弘が主演したアカデミー賞映画“おくりびと”の美術協力もされたのだそうです。
最近ではテレビに出演されることもあるそうで、「遺体と火葬のほんとうの話」という本も出版されてます。
「お客様のサイフと気持ちを尊重する葬儀屋です」をモットーに価格明瞭をスローガンに掲げる佐藤さん。
出版本・ホームページ・Twitter・YouTubeという媒体を通して、“悪徳業者にだまされるな。格安葬儀広告はとくに怪しい。教えます、見積りのカラクリ“など葬儀に関する様々な実態や本当の話を教えてくれる葬儀界のヒーローなのです!
佐藤さんの会社には、東京都世田谷にあります。視聴者さんではなく、佐藤さんの葬儀会社を利用した一般の方の口コミに「中でも親身になって教授して戴けるところは心強く、葬儀終了後、後悔無くホッとしました。」と書かれているのを発見!
有言実行してるんだなあーと思わず微笑んでしまいました!不慣れな葬儀をサポート・安心感を得ていただくよう、「具体性のある予測能力」を心かけているのだそう。(佐藤語録さすがです、PCに辞書登録しておきたい!)
葬儀屋になったきっかけ
葬儀屋さんは祖父にあたる方が昭和5年から営んでいたというので、佐藤信顕さんで3代目。
佐藤さんのおじいさまが身体を壊して、毎日釣りをしていたら、ある釣り仲間から“もう葬儀屋やめるから”と、その葬儀屋を譲り受けてしまったのがきっかけなのだそうです。
(なんだか昭和の時代を彷彿とさせるエピソードですね。)
佐藤さんはその葬儀屋さんを、なんと20歳の時に受け続ぎます。(大学生の時)
師匠に学んだもの
佐藤さんが3代目として葬儀屋を継ぐにあたり、葬儀のノウハウを教えてくれた「師匠」の存在が、その後の佐藤さんの生き方に大きな影響を与えます。
師匠にはほとんど言葉によって教えてもらえなかったという…佐藤さん!今のようなマニュアルなんて一切なかったんだそうです。
口を開けば「だめだ」しか言わない師匠。言葉の伝授ではなく、師匠の空気を読んで覚えていくしかなかったという佐藤さん。まるで密教を伝授する時のお坊さんの師と弟子のような関係ですね。まさにスーパーハウツー!
与えられたものを覚えていくのではなく、自分で必死に求め得た知識や経験程役に身につくものはなく、また自分の強さにもなるものだと佐藤さんは仰います。
ググればなんでも簡単に欲しい情報が手に入る世の中にあって、長年の経験から出る佐藤さんの言葉はとても新鮮に響きます。
なすべきこと
「自分の置かれた立場、専門分野というものを追求していくことで、世の中に貢献できることがたくさんあるんじゃないかと僕は思うんです。」と、あの口調で語ってくれる佐藤さん。
長年人の死や、愛する家族を送るご遺族を見守り続けてきた経験を重ねてこられたからこそ出てくる言葉なのだと思いました。
葬儀屋さんというお仕事を通して、人の為になることをしていこうとされている佐藤さん。「目立たないカッコ良さ」はまさにオネスティ!
佐藤信顕の魅力とは?葬儀葬式chオススメ動画もご紹介
葬儀葬式chでは1400本以上の動画が投稿されています。(2020年6月時点)
普段聞きづらいお葬式、遺体、火葬、幽霊について突っ込んだ話しを展開。そしてその動画は知識だけでなく、生とは何か死とは何かまで深く考えさせられます。
現在チャンネル登録者数は8万人越え。なぜここまで人々を惹きつけるのでしょうか?
オススメ動画と共に、佐藤信顕さんの魅力について迫っていきます!
相手のことを想う言葉に溢れてる
佐藤さんのお話は、とてもわかりやすいんです!物事を伝達するための描写能力が、佐藤さんはとても優れていらっしゃいます。
世の中には言葉では表現しにくい、目には見えない「もの」っていうのがたくさんあるかと思うんです。
例えば人の心の中の動きだったり、その人の行動の背景や環境であったり、人間関係であったり。または霊という存在であったり…。
そうした目には見えないものの行動の原因になるものの推察が、とても優れていらっしゃる方だと思いました。
生きてる人に対しても、亡くなった方に対しても、同様に相手を慮るような言葉が、佐藤さんの口からは自然と出てくるんですよね。本当にとても魅力的です。
この動画は、本当に人の死について考えさせられる動画です。霊をいる・いないの興味本位でつい考えてしまいがちな私たちに、大きな覚醒を与えてくれます。
「家族を亡くしたことが辛い人にとって、幽霊がいるいないなんてことはおうでもいい話であって、お父さんが会いに来てくれた、亡くなった我が子に会えるもんなら会いたいという気持ちを大切にすること」だと。3.11のことを例にお話くださいます。
事実をそのまんま語ってくれる
感情でものを判断しないのが佐藤さんの魅力のひとつです。「感情をコントロールする訓練をする」とも仰っていました。
それは葬儀屋さんが感情的になってはいけないんだという、ご自身の職業に対するプライドなのかもしれません。(プロフェッショナルに出演して欲しい!)
葬儀社はあくまでも遺族に寄り添っていくことなんだと。そのためには自分の感情をコントロールできなくちゃいけないんだそうです。そういう訓練を普段からされてるからでしょうか?
もの事を語る上での佐藤さんは、決して飾らることなく、もちろん盛ることもなく、事実を事実としてありのままを伝えてくださいます。
言葉変えると、佐藤さんは忖度なんて絶対しないタイプなんだろうなということが窺えます。そこが多くの方から信頼される所以の一つなのでしょうね。
ちゃんとした化学的な理由で、亡くなった方の眼から水分が出ることがあるそうです。
ただ、それでお話がおわるのではなく、ここからが佐藤さんの真骨頂!その涙を見た遺族の顔と、亡くなった方の両方の顔見て、佐藤さんの答えは決まるのだそうです。
その人が亡くなった方の涙だ…と思うんだったら、それはそうだったということなんです、と語る佐藤さん。真実をありのままに伝えてくださいます。
聞くに聞けないことでも、ちゃんと答えてくれる
葬儀のことって、ホントまあ、わからないことだらけですよね。よくわかってない一般の人は葬儀屋さんに言われるままにお金出すしかない。
でも実際のところどうなんだろう?っていう疑問ってないですか?こんなこと聞いてもいいのかなあ?という疑問にもちゃんと答えてくれるのが佐藤さんです。
お金がないんだけどどうやって葬儀をすればいいの?白木の祭壇は何故高いの?葬儀代の分割の仕方は?など葬儀に関わる質問から、カツラのまま火葬できないの?死んだ人が生き返ることってあるの?など、佐藤さんのチャンネルは一度は聞いてみたい内容が盛りだくさん。
ちなみに質問の答えがわからなければ、とことん調べてみるそうです。それでもわからないときは、その分野の専門の方にもわかるまで聞いてみるのだそう。
これも何度か聞いたことがある話ですよね。葬儀の最中に生き返ったとか…!死者が蘇る事って果たしてほんとうにあるのでしょうか?
佐藤さんはこう仰います。「実際、亡くなったらドライアイスで凍ってしまいます。生き返るかどうかよりも凍った状態で動けるっていう物理法則を無視の方がすごい」ごもっとも!
ましてや火葬中に生き返るなんて…ありえませんよね。という聞くに聞けなかった話でした。(笑)
デマやフェイクニュースをぶった切ってくれる!
デマですね。支払いがしにくくなるので葬儀社にとって何のメリットもないですから、それ。 #Peing #質問箱 https://t.co/BDB9rtUVIK
— 佐藤信顕@「遺体と火葬の本当の話」増刷御礼 (@satonobuaki) April 26, 2020
感情コントロールを訓練するプロフェッショナル佐藤さんが、声のボリュームをあげて訴えるのは、世間に飛び交うデマ情報。
実際とは違うことをテレビ的に盛り上げて誇大放送したり、葬儀費用などに関するデマ情報なんかも動画の中でぶった切ってくれます。
事実をありのままに伝える佐藤さんにとっては、そうした誇張は許しがたいことなんですよね。
でもそのおかげで、信じやすい私なんかは「あ、そうなんだー!うっかり信じるとこだった!」と佐藤さんに幾度となく助けてもらってます(笑)
佐藤さんの言葉によって助かった人はきっと多いはず。それだけ信用度の高さがあるお人柄なんです。
こちらの動画は先日亡くなった志村けんさんの報道に関して。テレビ報道に関する過剰な取材について、佐藤さんが一喝。
志村さんのお兄さんの悲しみも考えないで、感情をあおってくる報道の仕方はいかがなものかと。
佐藤さん曰く「お兄ちゃんはいくつになっても弟が死んだら悲しいものだし、それが急に亡くなったら絶対辛いに決まってるのに。」ほんと、そうですよね。
生きる姿勢がトークに現れている
私が一番感じる佐藤さんの良さは、佐藤さんの生きる姿勢・実直さがトークに出ているところです。
佐藤さんがここまで生きて積み上げられてこられたもの、愚直にコツコツと築きあげて来られたことが本当に伝わってきます。
動画の撮影には、ほとんどお金をかけないで、お馴染の白黒の垂れ幕ですら、ご自身で縫い合わせて作られたのだとか……!
「撮影しているカメラも実は貰い物なんです」と照れ笑いしながら話す佐藤さん。苦労されてこられたことや物をとても大事にされる方だということが、言葉の端々を聞いてるとよく伝わります。
少しはにかみながら、目を泳がせながら喋る姿が、またいいんですよね!(笑)チャンネル、リピートしたくなる理由の一つです。
まとめ
佐藤さん曰く、死ぬ瞬間までがその人の“生”だそうです。人としてこの世に生まれたならば、その瞬間から死に向かって生きていく私たち。
人としての締めくくりの瞬間に、何度も立ち会ってこられた佐藤さんの話をヒントにしながら、後悔のないような“生”を送りたいものだとつくづく思いました。
佐藤さん、これからも深イイ話、楽しみにしてます!頑張ってください!
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